課題解決事例

ブリードアウトの心配が無い塗布型静電防止フィルム

提案業界 テープメーカー
トラブル内容 静電防止フィルムの密着不良
対象物 養生テープ

お客様の課題・お困りごと

静電防止フィルムを使用したテープで粘着剤や接着剤の密着不良が発生する問題がありました。
糊の加工時点は密着性に問題はありませんでしたが数日から数週間経過すると密着していたはずの糊が基材から剥がれる現象が見られました。

当社のご提案内容

フィルムへの帯電防止印刷を提案しました。
お困りごとの原因として、こうした練り込みタイプの帯電防止フィルムはフィルムに含まれる添加剤(帯電防止剤)が時間の経過とともに※1フィルムの表面にブリードアウトすることで帯電防止機能を発現させております。
一方でこのブリードアウト現象はお客様がフィルムをご使用した後も起こり続けます。この添加剤が時間をかけて表層に積もることで次第に密着力の低下につながってしまいます。

当社はフィルムの表面に薄膜の帯電防止膜を形成する塗布型の手法であり、この塗工液は添加剤(帯電防止剤)を一切使用しない手法で帯電防止効果を発現させているためブリードアウト現象が起こることはありません。

商品の特徴は帯電防止膜に含まれる自由電荷と※2発生する静電気が引き寄せられて中和する働きを持たせることができます。この効果は商品を使用するまでに長期間経過していた場合にも※3機能の阻害や密着性の低下を起こしません。そのうえ、無色透明の印刷であるためフィルムの色変化や透け感を損なわせることも無く、帯電防止膜の上に別の印刷や粘着剤、接着剤の塗布をすることができます。

※3当社評価:常温空間にて2年間保管した帯電防止印刷フィルムで性能の低下なし

提案ポイントとお客様のご感想

ブリードアウトタイプの帯電防止フィルムは密着不良だけではなく、フィルム自体の白濁や浮き出た添加剤が商品そのものにも付着してしまうことで不具合が生じるケースもございます。
また練り込み型の帯電防止フィルムはPPやPETなど汎用的に使用されるフィルムにだけ付与されているケースも多いですが、当社の帯電防止印刷であればお好みの基材への塗布が可能です。

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