帯電防止フィルムの原理とは?
絶縁体(プラスチック材基材など)の表面に、接着剤やコーティングなどの用途に使用されるアクリルポリマーを主骨格として側鎖に正電荷である4級アンモニウム塩(NR₃⁺)等の多原子イオンの特性を利用します。
発生させたアンモニウム塩等の多原子イオンは、が空気中の水分を吸収する働きにより水の被膜を形成します。(有機高分子膜の形成)
水の被膜内の電荷が中和することで、静電気が表面の水分を伝って逃げる原理が帯電防止フィルムの原理となります。
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