剥離フィルムの加工・製造は可能でしょうか?
はい、可能です。工業用フィルム選定なびでは、剥離フィルムの製造実績を多数もち、様々な用途で用いられています。
そもそも、剥離フィルムとは、粘着製品の粘着処理面を保護するために用いられ、さらに製品自体の品質・性能を担保するために用いられます。
剥離フィルムがどのようにできているかというと、基材であるフィルムの表面に剥離剤をコーティングしています。
また剥離処理の種類としては、
シリコーン系の剥離処理
長年培ったシリコーン塗工技術を生かし、剥離紙・剥離フィルムの着色、部分剥離、剥離力のコントロールなど、お客様のご希望の仕様、用途に応じた開発、生産を行っております。
非シリコーン系の 剥離処理
シリコーン素材は製品によっては品質・性能に影響を与えることがあり、非シリコーン系の剥離処理が使用されます。
昨今、非シリコーン系の剥離処理のニーズは広がりを見せており、非シリコーン 系剥離剤のニーズに幅広くお応えします。
剥離フィルムに関する仕様
《熱硬化方式》
基材:PET、PPなど
最大塗工幅:1,240mm
《UV硬化方式》
基材:PET、PP、PEなど
最大塗工幅:1,240mm
一般タイプ
パターン塗エタイプ
印刷付きタイプ
用途に合わせたオーダーメイドコーティング
・印刷付タイプ
離型面の反対面に印刷し、はがし忘れ防止や張り合わせ位置合わせ等、視認性が向上します。
・パターン塗工タイプ
剥離させる部分を指定できます。
また、水玉や亀甲柄等、いろいろなパターン塗工も可能です。
・無溶剤、非シリコーンタイプ
環境に配慮した無溶剤タイプ、シリコーンを嫌う部材への離型効果付与等、
様々な離型剤を取り扱っています。
代表物性値
上記データは、弊社実験条件の一例であり、本製品の性能がこのデータに合致することを保証するものではありません。
各種性能については、印刷条件、加工条件、基材等により異なる可能性がありますので、実際の構成での事前確認をお願いします。
同じカテゴリーのFAQ
-
遮熱フィルムにUVカット性を付与することはできますか?
-
半透明のUVカットフィルムのカット率はどれぐらいですか?
-
カット率99%のUVカットフィルムは対応可能ですか?
-
マットコートは意匠性以外に効果はありますか?
-
不織布へのコーティング対応可能でしょうか?
-
OD値(光学濃度)とは何ですか。
-
易接着フィルムの密着性を向上させる方法とは?(凹凸による投錨効果)
-
易接着フィルムの密着性を向上させる方法とは?(濡れ性)
-
易接着フィルムの密着性を向上させる方法とは?(タック性の高さ)
-
帯電防止性と導電性の違いはなんですか?
-
帯電防止時の表面抵抗値はどのくらいですか?
-
帯電防止性と静電防止性の違いとは?
-
静電気が発生する仕組みとは?
-
帯電防止フィルムの原理とは?
-
易接着処理とは何ですか?
-
易接着処理はどんな加工に対しても密着性向上効果が得られるのでしょうか?