帯電防止性と導電性の違いはなんですか?
帯電防止性と導電性の一番の違いは、帯電に対する性質です。
帯電防止性は、電気を帯電することを”防止”する性質を持ちますが、導電性は物体自体が電気を素早く流す性質を持ちます。
帯電防止性と導電性の帯電予防の性質が異なるのは、電気抵抗値が関係しています。
一般的に、帯電防止性は、電気抵抗値10⁹~10¹³Ω-mほどの電気抵抗値を指し、導電性は10³~10⁵Ω-mほどの電気抵抗値を指します。
帯電防止性は電気抵抗値が高いために、電気を帯電させないですが、導電性は電気抵抗値が低いので電気を素早く流すことが出来るため、抵抗値によって性質に違いがあるのです。
また、この二つの性質に明確な線引きがあるわけではなく、メーカーによって帯電防止性・導電性と呼ぶ基準が異なるため、用途に沿った性質付与を行う必要があります。
大三紙業では 、これまでの知識・ノウハウから お客様の用途に合わせて、最適なフィルムへの帯電性付与を行っております。 帯電防止付与に関するお悩み・お困りごとはお気軽にお問い合わせください。
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